犬の後ろ脚に注目!

散歩というのは、永遠のテーマでもあります。

これは犬の性格にもよることですが、

どこに行くかで、

脚元も変わってきます。

 

散歩では、平らな道を歩くことが多かったり、

また運動している感があって、

特別に脚を鍛えなくても

問題ないように見えます。

 

犬の体重は前脚に多くかかっていて、

後ろ脚はあまり意識して

使わないことがあります。

このせいで、前脚に負担がかかりすぎてしまい、

身体を痛めてしまうことも

あるかもしれません。

 

 

バランス感覚を鍛える運動をすると、

犬は素早く体を動かす力が身につき、

ふらついたり姿勢が崩れたりしても、

自然に体勢を整えられるようになります。

 

 

 

こうしたトレーニング

(犬との遊び・コミュニケーション)には、

犬が転んでしまう危険を減らしたり、

急な動きでケガをするのを

防いだりするのに役立ちます。

 

自然の中では、でこぼこ道を歩いたり、

何かをまたいだり登ったり、

いろんな動きをします。

 

 

都会で暮らす犬達は平らな道ばかり歩くため

こうした動きを経験するチャンスがなかなかない。

身体の一部だけに負担がかかりがち。

 

 

筋力を強くすることで、

体にかかる衝撃をやわらげ、

関節への負担を減らすことができるため、

ケガの予防にもつながります。

 

 

犬にとって特に大事な「後ろ脚」。

キャバレッティという道具を使った

トレーニングがあります。

 

 

 

 

 

 

低いバーをまたぐように歩く練習をすると、

前脚だけでなく後ろ脚もしっかり使うことができ、

バランスよく体を鍛えることができます。

 

↑バーの段を変えています。

(今回は真ん中のバーは一番下の段に)

 

 

 

バーを低くして

またぐことはもちろんのこと、

キャバレッティでいろいろなことができます。

 

 

 

 

↑これはレバーを少し高くして、

バーをくぐる練習(犬との遊び)。

 

 

 

やはり、人も犬も楽しくできるものは

継続しやすいので、

 

道具を使ったトレーニングは

簡単で、色々な方法を取り入れられるのでいいです。

 

 

毎日の散歩は犬にとって大切な習慣ですが、それだけでは運動量が不足してしまうこともあります。

特に、活発な犬種や若い犬は、散歩だけではエネルギーを持て余してしまい、

ストレスや問題行動の原因になることもあります。

そのため、散歩にプラスアルファの運動を取り入れることが、

犬の健康維持や心身のバランスを整えるうえで効果的です。

 

散歩だけではなく、遊びやトレーニングを交えた運動をプラスすることで、

犬の身体だけでなく、脳の活性化にもつながります。

新しい刺激を取り入れることで、犬は飽きることなく楽しみながら運動でき、

結果的に健康的な生活を送ることができます。

 

毎日の散歩にちょっとした工夫を加えるだけで、犬の健康は大きく向上します。

愛犬の性格や体力に合わせて、適切な運動を取り入れながら、楽しく健康的な時間を過ごしていけるといいですね。

 

 

 

 

■参考

Anna Larsson (2011). Bakdelskotroll och kroppsmedvetenhet. Canis. Nr. 2/11

inuiwaku.net